「海のガソリンスタンド」として、
日本の物流を海から支える。
私たち竹谷海運株式会社は、石油製品の内航輸送を通して、国内の油槽所や外航船への安定した燃料供給を担う役割を果たしています。
特に、外国船舶への給油業務では、「海のガソリンスタンド」としてグローバルな物流網の一端を担い、日本の港湾インフラと国際貿易を根底から支える存在として日々業務に取り組んでいます。また、船舶の老朽化という業界全体の課題に対しても、安全性・効率性・環境性能を兼ね備えた新造船を導入。次世代の海運を見据えた持続可能な輸送体制を構築しています。「安全に、確実に、そして未来へつなぐエネルギー輸送」を使命に、私たちはこれからも、地域から世界へ、社会を支える力であり続けます。


女性専用室のある内航船。
性別を問わず、
安心して働ける新しい時代へ。
内航海運の未来を見据え、私たちは単にモノを運ぶだけではなく、人が安心して働ける環境づくりにも取り組んでいます。
新造船では、女性専用室の設置や快適な居住空間の確保など、誰もが平等に働ける職場を目指した設計を導入しました。体力や性別に関わらず、すべての船員が能力を発揮できる内航船の実現は、私たちのこれからの使命のひとつです。
「安全」「快適」「多様性」——この3つを基盤に、竹谷海運は次世代へ向けた持続可能な海運業のあり方を追求してまいります。
海上輸送の未来に
責任を持つ
竹谷海運株式会社では、内航タンカー業界の将来を見据え、2025年に最新鋭の黒油タンカー「春日丸」を新造・就航させました。
老朽化が進む既存船の代替として建造されたこの新造船は、安全性・環境性能・運航効率のすべてにおいて従来船を上回る仕様となっており、より信頼性の高いエネルギー輸送体制の確立に寄与しています。
私たちは、ただ船を新しくするのではなく、「海上輸送の未来に責任を持つ」という思いを込めて本船を建造しました。

単なる「代替」ではなく、
未来に向けた
アップグレードという視点で
きっかけは、長年稼働してきた既存船の老朽化でした。
しかし私たちは、単なる「代替」ではなく、未来に向けたアップグレードという視点で新造船の建造に取り組みました。
船内での暮らしやすさにこだわった設計が特徴です。
船員室にはくつろげる空間を意識した内装を採用し、快適性とプライバシーを両立。さらに、女性専用室の設置など、これからの多様な働き方にも対応しています。
新しい船は、ただの輸送手段ではなく、「働く人の居場所」。人にも、環境にもやさしい海運を目指した一隻です。

騒音を抑え、心地よさを高める船へ。
「春日丸」には、阪神内燃機工業製LA26型エンジンを採用。エンジン音の騒音が大幅に軽減され、船内の静けさが向上しました。これにより、船員の休息や生活の質が改善され、より快適な船上環境を実現しています。
清潔に、安全に。
作業負担を軽くする新技術。
「春日丸」には、油圧式動弁機構を採用。
従来のようなエンジンオイルの飛散がなく、機関室内を清潔に保てる構造となっています。これにより、日常のメンテナンスが格段にしやすくなり、作業時間や労力の大幅な軽減が実現しています。
推進力と省エネの両立、
5つ星の証明。
「春日丸」では、少ない回転数でも高い推進力を発揮する機関設計を採用。これにより燃料効率が向上し、省エネルギー化を実現しました。その性能は国土交通省の「内航省エネルギー船 5つ星」の認定を受けることで証明されています。
快適性は、船員室から始まる。
「春日丸」では、船員室の快適性にこだわった設計を行いました。24時間換気システムを導入し、空気環境を常に清潔に保つとともに、内装や質感にも配慮。長時間を過ごす空間だからこそ、落ち着いてくつろげる船室を目指しました。
働きやすさは、細部に宿る。
乗組員全員が安心して働ける環境を目指し、細やかな設備設計を行いました。ブリッジ後方にはトイレを設置し、業務中の移動負担を軽減。さらに、危険箇所にはテレビカメラを配置し、安全確認の効率化を図っています。また、トイレ・シャワー付きの女性専用室も完備し、女性船員にも配慮した船内環境を整えました。
快適さと安全性を両立した、“誰もが働きやすい内航船”です。
誇れる外観、くつろげる船内。
濃紺のロイヤルブルーの船体に、金色のネームが映えるこだわりの外観デザイン。海上でもひときわ目を引く、美しい佇まいに仕上げました。内装面では、ネット環境の整備や各部屋のテレビサイズの拡大を実施。さらに、プレイステーションがぴったり収まる棚設計など、娯楽面にも配慮し、快適な船内生活を実現しています。
【本社】
〒656-0501兵庫県南あわじ市福良甲515-7
TEL 0799-52-2415 FAX 0799-52-3563
MAIL awaji-kaiun@taketanikaiun.co.jp
【大阪事務所】(LNG荷役業務)
〒541-0046 大阪市中央区平野町2-2-12 生駒ビルヂング
【お問い合わせは本社代表へお願いします】
担当 今西、辻
この度弊社では、外航LNGタンカーとLNG受入れ基地間の荷役業務を開始致しました。
皆様の生活に欠かせないエネルギーを安全かつ安定してお届けすることを弊社の使命とし、化石燃料の中で最もCO2排出量が少ないクリーンエネルギーであるLNG(液化天然ガス)の業務にもチャレンジ致します。
商号 | 竹谷海運株式会社 |
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所在地 |
[本社]〒656-0501 兵庫県南あわじ市福良甲515-7 [大阪事務所]〒541-0046 大阪市中央区平野町2-2-12 生駒ビルヂング |
取締役 |
代表取締役社長竹谷 方利 専務取締役榎本 和訓 |
設立 | 1964年4月17日 |
事業内容 | 石油類の運送業/貨物類の運送業/ガス類・石油類・その他燃料の荷役に 関する業務及び各種サービス業務/左記に附帯する一切の業務 |
資本金 | 3400万円 |
年商 | 412,200,000円(2024年度) |
従業員数 | 18名 |
取引先 | 旭タンカー株式会社/旭陽タンカー株式会社 Daigasガス&パワーソリューション株式会社 |
取引銀行 | 淡路信用金庫/みなと銀行/徳島大正銀行 |
1952年 | 現淡路市志筑にて、玉葱運搬船 春日丸を買船 淡路島の特産品の玉葱輸送を開始する その後2隻を増強し神戸、岡山~淡路島間の特産品の輸送に従事する。 (この船名より春日丸となる。) |
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1959年 | 木造タンカー第六昭成丸100k/l積みを買船し、 光洋汽船(株)と取引きを開始し、本格的な内航海運業を開始する。 |
1962年 | 初の300k/l積み油タンカーを福良寺岡造船にて建造 |
1964年 | 2隻目の350k/l積み油タンカーを建造と同時に組織を法人化し、名称を竹谷海運株式会社とする |
1966年 | 旭タンカー(株)運航船500k/l積み第1光丸を買船し 旭タンカー(株)と取引き開始 |
1971年 | 徳島神例造船所にて、白油船500k/l積み初代第8春日丸を建造 |
1975年 | 広島新日光造船所にて初代第10春日丸1000k/l積み黒油船を建造 |
1976年 | 第1光丸終了に伴い旭タンカー㈱退社 |
1977年 | 岡山石田造船所にて白油船198T第2春日丸を建造 |
1983年 | 光洋汽船(株)との共有船567T LPG船アイコウペガサスを永宝造船にて建造 |
1984年 | 順次LPG船 末広丸、第11光邦丸、白油船第5八幡丸を買船 |
1985年 | 神例造船所にて198T白油船第5春日丸を建造 |
1993年 | 讃岐造船所にて498T白油船2代目第8春日丸を建造 |
1996年 | 共栄造船所にて498T黒油船2代目第10春日丸を建造 |
1998年 | 共栄造船所にて198T白油船第12春日丸を建造 |
2000年 | 以降、光洋汽船(株)との取引にて運航を重ね、順次船齢の満了と共に船腹を調整していく |
2007年 | 3月光洋汽船㈱の閉鎖に伴い、経営のスリム化を行う 4月より光洋汽船(株)活動停止により旭タンカー㈱への運航委託を開始する |
2022年 | 198T白油船第12春日丸を旭陽タンカー(株) 498T黒油船第10春日丸を旭タンカー(株)にて運行中 |
2024年 | 12月第10春日丸を海外売船する 広島県福山市の本瓦造船(株)にて 499T黒油船「春日丸」を12月に竣工 |
2025年 | 198T白油船第12春日丸を旭陽タンカー(株) 499T黒油船新造船春日丸を旭タンカー(株)にて運行中 |